ともすけの独り言 4
2002年10月26日

 今日は集団生活について。9月からすくすくルームに正式に通うようになりました。すくすくルームというのは発達支援センターといって、知的障害や肢体不自由な子どものための保育園や幼稚園のような集団療育を受ける施設なんだ。専属のお医者様(内科と整形外科)による検診、プール療育や音楽療育、PT(理学療法)、OT(作業療法)、心理療育、摂食指導など、色んな方面で専門の先生による指導を受けられるんだ(もともと10ヶ月の時から外来でPTを受け始め、1歳を過ぎてから栄養士の先生に食事の様子を見てもらい、1歳9ヶ月になってから専門の先生による摂食指導も受けていたんだけどね)。措置を受けるためには児童相談所で入園の必要性があるかどうかの審査を受けないと入れない。そういう施設なんだ。
 そのすくすくルーム、知的障害のクラスは単独でバスで登園だけど、つよぽんは肢体不自由な子の組なので母子通園、ママと一緒に通います。なので、つよぽん本人だけじゃなく、ママの生活も変わるのでまずは慣れるまで週2日というペースで順調に通っていたの。午前中はそれぞれ各自おもちゃなどで遊んで、みんなで体操、そしてお椅子に座って「お返事しましょう♪」って歌いながら出席をとる。そしてたらいプールやまめプール、紙吹雪プール、布ブランコなどなど色んな遊びをしながら刺激をうけるっていうかんじであそんでいます。給食もあるから、未だに離乳食を食べられないつよぽんには給食の時間も訓練の一つとなるの。一口食べるごとにいっぱいほめてくれるギャラリーがいっぱいいるし、お友達はおいしそうに色んな物を食べてるし、ママの作る離乳食よりおいしいし、つよぽんも給食の時間はミルク以外のものもだいぶ(といっても3品目各6口だけど)食べられるようになったんだ。
 でもね、2002年10月1日のことだったんだけど、おたふくが発症しちゃった子が登園して来ちゃったの。つよぽんとは違う組の子で直接接触はしなかったんだったんだけど、でも、10月11日に手術を控えていたつよぽんは、うつってしまった可能性があるかもしれないと言うことで手術が延期になってしまったの。その手術は5月に予約をしたもので、半年間風邪をひかないようにすっごく注意して過ごしてきただけにショックだった。知的障害のクラスの子って言葉が遅いとか自閉症だとかっていうので、体は結構元気だったりするんだよね。だからよく普通の保育園とかではありそうだけど、ちょっとくらいのお熱でも「いいや。連れて行っちゃえ」って軽い気持ちで登園して来ちゃったんだと思う。だけどね、肢体不自由な子のクラスはなかなか色んな病気を持っていて弱いんだ。だからちょっとのことでも大変な事になっちゃったりするんだよ。療育施設だって事、そして普通の子よりもかなり弱い子が通っている、そういうところをもうちょっと強く意識していてほしかったなって思うんだ。手術を控えていただけに特に感じちゃってね・・・。
 それでね、この話はすくすくルームに限らず他の人にも心に留めておいてほしいんだ。スーパーとかデパートとか公園とか、どこでどんな弱い子がいるかもしれない。普通の人だったら「ちょっとした風邪」で済むことでも、弱い人には命取りになるかもしれない。だから、人に感染させてしまうようなモノにかかったらちゃんと治るまであまり人と接触するようなところに出ないでほしいなぁって。もちろん、あたしもこれから同じようなことを他の人にしないように気を付けるよ。