ともすけの独り言 10
2003年6月10日

 すくすくルームには肢体不自由児のクラスと知的障害児のクラスがあるんだけど、肢体不自由児のクラスは母子通園が基本。知的障害児クラスは単独通園が基本なの。同じ年なのに歩けたら毎回単独で、歩けないって言うだけで毎回母子通園なんてずるいと思わない?小学校に上がったら歩けても歩けなくても親から離れて通学しなくちゃいけないでしょう。だから、たとえば1歳とか2歳クラスのちっちゃい子はまだイイカモしれないけど、最低でも普通の子が幼稚園に通うような年齢になったら、肢体不自由児クラスも知的障害児クラスも、年齢が同じなら同じように親から離れるチャンスは与えられるべきだと思うんですよ。でも今年は肢体不自由児クラスは3歳クラスで月に一度、4歳で隔週1度、5歳で週に1度しか単独登園じゃないんです。去年は3歳で隔週1度、4歳で週に1度、5歳で週に2度あったのに、なんの説明などもなく突然今年度から回数を減らされたの。コレについては4月の終わりに保護者一同で要望書を出して元に戻してもらえるよう要請したんだけど、一度要望書を出しただけでは何となく流されてしまいそうで、連絡帳にこの件に関してちゃんと考えてもらいたいって書いてみたんだ。そしたら案の定、決定権のある偉い先生達は全然単独登園の必要性を感じていなくて、4月に出した要望書についても全く改善するつもりがなかったように感じる反応だった。腹を立てるのもバカらしくなるくらいわかっていないんだよね。昔々に作られた「児童何とか法に基づくと基準が違うからこれでいい」のだそうだけど、その基準って言うのは、国が定めた最低限守られなければならないラインであって、それ以上の規格に施設内規定をしてもいいわけでしょう?そこんところをもっと将来ある子どものことなんだから考えて欲しいよね。
 だから!肢体不自由児だろうが知的障害児だろうが、同じ年齢なら同じ時間、同じ回数、身内から離れてよその人だけの中にいられるチャンスをもらえるように変えていきたいなって思う。きっとつよぽんはこのまま就学まですくすくルームにお世話になるだろう。ある日突然急激に普通の子に近くなることもないだろう。だからつよぽんが卒園するまでに少しでも変えられたら嬉しいな。
 先生の中には、お母さん達の中にもキャリアがあって仕事したいって思ってる人はいるはず。そこで同じ障害のある子どもでも、片方では子どもが歩けるから単独登園で仕事を続けることが出来るけど、片方では子どもが歩けないから母子通園で仕事にもいけない、って言うのは、働く女性としても不公平を感じるところだって言ってくれる先生がいるのね。そう言う考えの先生もいるから、ちょっと頑張ってみようかなって・・・。
こんなぐーたら専業主婦のあたしも一応育児休暇を取って出産した組です。でも、結局生まれてきた子供は普通より弱い子で、発作なんかを起こしちゃう子をドキドキしながらよそに預けてまで働くことはできず育児休暇途中で退職しました。だけどつよぽんが大きくなってきて、たまーに、母子通園じゃなかったらせっかくもってるのを使ってパートでもできるのになって思うことがあるんです。